リベルサスの服用をやめた後は、医師の指導に従うことが最も重要です。


リベルサスは、連日寝起きに1錠内服して頂きますが、オゼンピックは週に1回皮下に注射して頂きますので、摂取方法と治療頻度が異なります。


9.1.2 重度胃不全麻痺等、重度の胃腸障害のある患者
十分な使用経験がなく、胃腸障害の症状が悪化するおそれがある。

また、「日本人の2型糖尿病患者を対象としたGLP-1製剤の治療成績」に関する臨床試験の結果によると、有意差はなかったものの同じ成分であるオゼンピック(注射薬)とリベルサス(経口薬)の治療効果の比較において、オゼンピックの方でより強い減量効果が認められる傾向が見られました。
ですので、既にリベルサスで治療中の方で、あまり減量効果が得られなかったり、徐々に治療効果が減ってきているといった場合には、オゼンピックへの切り替えを検討されてもいいと思います。

この記事では、副作用がなぜ起こるのか、どうすれば軽減できるか、本当に辛い時に試して欲しいことなどをご紹介します。

リベルサスを服用した際に起こる症状として多いとされるのは、下痢や便秘といった消化器系の副作用です。

下痢は、体がリベルサスの影響に適応しようとする過程で起こりうる一時的な反応です。

リベルサスには、食べ物の消化を遅らせ胃に長時間留める効果があり、副作用として吐き気や嘔吐を感じる方も多くいらっしゃいます。

SGLT2阻害薬(当院ではカナグルを採用)は、血液中の糖質を尿中に多量に排出させ、血糖値を下げることでダイエットが期待できる薬です。つまり、糖質をよく摂る人で、血液検査で高血糖が疑われる人に対して非常に有効なダイエット補助薬と言えます。おおよその目安として、カナグル1錠服用することによってご飯一杯分の糖質の摂取を無かったことにすることができます(高血糖が著明でない方では効果が十分に発揮されない可能性があります)。
また、ゆっくりと体重減少効果を発現するため、数か月間、持続治療することが必要です。どうしても糖質摂取量を減らすことが難しい方は、SGLT2阻害剤を利用(併用)するのもご検討ください。


※リベルサスのみ、カナグルのみ、2剤併用、防風通聖散の併用いずれも処方可能です。 ..

オゼンピックは1週間に1回注射するタイプの薬です。使い忘れに気がついてから次に投与するまでの時間によって対応が異なりますのでご注意ください。
・次に注射するまでの時間が48時間(2日)未満の場合
注射をせずに次回の予定日に注射してください。
・次に注射するまでの時間が48時間(2日)以上の場合
すぐに注射をしてください。次の注射も元々の予定通りに注射してください。

【リベルサス胃】に関する医師への相談をご紹介。【リベルサス ..

リベルサスの副作用は胃腸障害の他にも、比較的軽微なもので、以下のような症状があります。

胃や腸で起きること 薬の「のみ合わせ」Vol.1 | 住友ファーマ株式会社

便秘に関しては、リベルサスが腸の蠕動運動を遅らせることで発生することがあり、食物繊維の摂取が不足している場合や水分摂取が少ない場合に便秘は悪化しやすいです。

リベルサス錠14mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

表2 非除菌治療における酸分泌抑制薬と防御因子増強薬の併用による上乗せ効果まとめ

リベルサスの副作用はやばい?危険性など知っておくべきことまとめ

糖尿病の治療でリベルサスを処方され、本日から飲み始めました。朝、言われた通りに3mgを1錠服用し、朝ご…

ガスター錠20mgという胃薬のジェネリック医薬品として製造・販売されています。

というわけでまとめてみると、「PPIに防御因子増強薬を足しても意味はなさそう」「H2ブロッカーと防御因子増強薬の併用は一部には効果あり」ということになります。(表2)ですが正直どのエビデンスも弱いです。

GLP-1の副作用は吐き気以外もある⁉使用する前に適切な知識を

リベルサスは空腹時には作用せず、食事を摂るなどして血糖値が上がるとインスリンの分泌を促進するので、低血糖は起こしにくいとされていますが、以下のような低血糖の症状がある場合は注意が必要です。

リベルサスだけではなく、どんな薬でも副作用があります。

②十二指腸潰瘍初期治療において、シメチジンとアルジオキサとの併用では治癒の上乗せ効果あり(1987.非ランダム)。
③胃潰瘍維持療法において、H2ブロッカーあるいはPPIと防御因子増強薬の併用による上乗せ効果は認められませんでした。(BQ4-5)(※BQ=Background Question:背景疑問、すでに結論が明らかな疑問のこと)
④十二指腸潰瘍維持療法についてはそもそも文献がありません。

【リベルサスの使用に注意が必要な方】

激しい腹痛が続いて嘔吐を繰り返したり、背中が痛いなどの症状がある場合は、リベルサスの服用を中止し、すぐに担当の医師に相談してください。

・未承認医薬品等(異なる目的での使用)

表1によると、複数のH2ブロッカーとテプレノンは併用による上乗せ効果『あり』ですが、シメチジンとテプレノンは『なし』となっており、矛盾しています。PPIと防御因子増強薬の併用に関してはランソプラゾールと防御因子増強薬との併用では上乗せ効果なし(1997.非ランダム)という研究があります。

GLP-1の薬(リベルサス)に副作用はありますか?

リベルサスを使用すると、体が薬に適応しようとする過程で、一時的に血糖レベルが下がりすぎたり、血圧が変動することが原因でこのような症状が現れる場合があります。

併用注意の医薬品

*複数のH2RA(シメチジン、ラニチジン塩酸塩、ファモチジン、ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩)に関するデータがひとつにまとめられたうえで解析がおこなわれているため、ステートメントからは割愛した
注)H2RA=H2ブロッカー
消化性潰瘍診療ガイドライン2020より引用

また、他のインスリン製剤との併用も注意が必要です。

とはいっても潰瘍になってから治療するより潰瘍にならないようにしたほうが良いに決まっています。実際の一次予防効果はどうなのでしょうか。
消化性潰瘍診療ガイドライン2020では、プロスタグランジン製剤、PPI、H2ブロッカーに予防効果が認められ、上部消化管出血の予防効果がPPIは他と比べて有意に優れているとして、潰瘍既往歴がない患者におけるNSAIDs潰瘍発生予防治療に対し、「PPIによる予防を行うように提案する。(推奨の強さ:弱、エビデンスレベル:A)」となっています。また、LDA服用者の場合も、潰瘍の一次予防としてPPIの併用を推奨しています。

リベルサス 胃薬 併用のお悩みも医師にすぐ聞ける

左側を下にすることで、消化系の臓器である胃や膵臓への負担を軽くすると、消化が促進されるといわれていますが、リベルサスには消化を緩やかにするという薬効があるので、あまり期待はできないかもしれません。

リベルサス胃について

NSAIDsとしばしば一緒に出されているレバミピドの効果はどのくらいでしょうか。レバミピドはプロスタグランジン製剤ミソプロストールと同等の予防効果が認められています。また、高用量レバミピド(1日900mg)は「薬剤性小腸障害」に有効な可能性ありとなっています。PPIより安価であり、投与期間制限もないこと、H2ブロッカーのように耐性の心配がないこと、PGE1製剤のような副作用の心配がないこと、そして1日1回か2回と決まっているPPIやH2ブロッカーと違い、NSAIDsの頓服の際、一緒に服用する使い方ができることなどにより、レバミピドはNSAIDs使用の際、広く併用されています。