性感染症(性病)の検査・治療|横浜市神奈川区横浜駅から徒歩3分


ペニシリン系抗菌薬が梅毒には非常に効果的ですが、クラミジアなどには効きません。これは薬の元々の性質(作用機序)によって決まっていることです。
ちなみにドラマ化もされた村上もとか原作まんが「JIN-仁」の中で、主人公がカビから作った薬がこのペニシリンです。
作者のインタビューによると、現代の外科医である仁を江戸時代にタイムスリップさせた発想は、梅毒で苦しむ女性を救わせたいという思いが出発点だったそうです。


STD(Sexually Transmitted Disease/性感染症)代表的なものに、クラミジア、淋菌、膣トリコモナス、ヘルペス、カンジタ膣炎、尖圭コンジローマ、梅毒、肝炎、HIV等があります。感染症は無症状や軽い症状しか起こさないケースもよくあります。なんだかおかしいなと思ったら、お気軽にご相談ください。

抗菌薬耐性化が進むと淋菌に対して使える抗菌薬がなくなり、淋病の治療が近い将来では非常に難しくなることを示しています。

を併せて実施した場合は、主たるもののみを算定する。 (14) ヘリコバクター・ピロリ核酸及びクラリスロマイシン耐性遺伝子検出.

淋菌性結膜炎
女性が淋病にかかっていることに気付かずに出産すると、子宮頚管の淋菌が新生児に産道感染するおそれがあります。
生後1~3日で大量の目やに、腫れが生じます。成人で発症するケースはごく稀ですが、同様の症状が起こります。
成人でも新生児でも、悪化すれば「失明」の可能性があります。妊婦検診を受けて、治療をすることで母子感染は防げます。

クラミジア・トラコマチスという微生物の感染によって起こる病気です。性感染症としては最も感染者が多く、特に若い世代で急増しています。クラミジア感染者の10%は淋菌感染を合併しているという報告があり、同時検査をすることが望ましいとされています。またクラミジア感染者の10~20%に咽頭からもクラミジアが検出されるため、咽頭の検査もおすすめしています。

尿検査または尿道、頚部、肛門、咽頭の粘膜から検体を採取して検査を行います。
現在は検尿のみの検査で検査判定ができますので、以前のように検査で疼痛を伴うことはなくなりました。
淋病と診断されたら、抗生物質の内服薬や注射薬によって治療を行います。
この時素早い治療(対応)が求められ、患者さん本人のみならず二次感染の拡大を抑えることが重要です。
一般的に 治療期間は2~3週間を要し、また治療後、 「経過の確認」が必要になります。
最近では抗生物質が効かない耐性菌をもつ淋菌もあるので、治療後も再検査を行い、治療の状況を判定していきます。
また、淋病と診断されたら、パートナーにも検査を受けるように薦めましょう。
詳しくは診療時にご相談下さい。

耐性化については、ペニシリンの耐性菌がいない梅毒の項で話す必要性は低いのですが、性感染症領域においても大事な話なので、少しお付き合いください。
現代の感染症治療は耐性菌との戦いなのです。
性感染症の分野では、特に淋菌、マイコプラズマが大問題となりつつあります。
淋菌も昔はペニシリン系、ニューキノロン系などの抗菌薬が有効でしたが、いまではどちらも効かないことが多いので使えなくなってしまいました。
頼みの綱の点滴のセフェム系抗菌薬にもちらほら耐性菌が出現してきています。

一部の方にしか伝わりにくい例えで恐縮ですが、細菌は少年ジャンプのキャラに似ています。
一度見た技(抗菌薬)は次から通用しなくなるのです!


一方、疾患別では性器クラミジア感染症が第1位を占め、淋病がこれに続いている。 ..

最近、淋病で一番大きな問題になっているのが、淋菌の抗菌薬耐性化になります。

淋菌感染症(淋病, 淋疾)は、淋菌という細菌を原因菌とする古典的な性感染

日本では長らく減少傾向でしたが、国立感染症研究所によると2012年以降、少しずつ報告件数が増えてきています。
HIVウイルスと併発するケースがありますので注意が必要です。
治療せずに放置していると、症状が全身に広がり、心臓や脳に重大な合併症を起こすことがあります。
妊婦が感染すると胎児も感染し、死産や早産、奇形の可能性もあります。

ドキシサイクリンは、性感染症の治療にも広く使用され、クラミジア感染症や淋菌感染症の患者に対して高い治療効果を示します。 ..

ここまで、抗菌薬の基礎知識を紹介しつつ、梅毒の治療で苦労することは少ない理由を説明してきました。
梅毒はペニシリンに対する耐性化がないので、冒頭のように治ると自信を持って言いやすいのです。
ただ、例外的に治りにくい場合もあります。

淋病はおもに男性は尿道炎、女性は子宮頸(けい)管炎を起こします ..

ご本人様だけでなくパートナーの方も一緒に検査することが望ましいと思います。治療はアジスロマイシン、クラリスロマイシン、レボフロキサシン、シタフロキサシンの内服でほぼ確実に治療できますが、まれに治らないことがあるので必ず再検査を受けてください。

また、クラミジア陽性患者の約10%は、淋病も併発するといわれています。

陰茎や肛門、膣、口唇など感染した部位のしこり(硬性下疳)・潰瘍や、股のつけ根のリンパ節が腫れることがあります。
時間が経過するにつれ、治療をしなくても症状がおさまりますが、病原体がなくなったわけではありません。
そのため、自覚無く他の人にうつしてしまう可能性があります。

クラリスロマイシン 淋病について | 医師に聞けるQ&Aサイト

放置すると子宮外妊娠や不妊など、重篤な合併症を生じる可能性があります。

淋病の治療法はアジスロマイシンやクラリスロマイシンなどを用いた投薬治療が基本となります。

●淋菌性子宮頚管炎
おりものが発生することがありますが、一般的には症状がなかなか見られません。
悪化すると膣から子宮、卵管、骨盤内へと菌が進行して 「骨盤内腹膜炎」が発生する場合があります。
骨盤内腹膜炎になると、発熱、急激な腹痛などの症状が起こる方もいますが、ここでも自覚症状がない方がいます。
しかし「不妊症」や「子宮外妊娠」の原因となることもある恐い病気です。

ゾクラーは、クラリスロマイシンを有効成分とする医薬品で、クラミジア治療薬「クラリシッド」のジェネリック医薬品にあたります。

また、淋菌感染者の10~20%はクラミジア感染を合併し、10~20%にのどから淋菌が検出されると言われているため、クラミジアの同時検査や咽頭検査をご本人様だけでなくパートナーの方も一緒に検査することをおすすめいたします。また、まれではありますが15歳未満の小児に感染する可能性もあります。浴場やタオルなどで感染することがあるので注意が必要です。

クラミジア感染治療におけるクラリスロマイシンの除菌率は90.9

治療はセフトリアキソンの点滴またはスペクチノマイシンの筋肉注射が推奨されています。シロップ用アジスロマイシン水和物の内服も保険適応となっており、クラミジアの同時感染に対して有効と考えられますが、諸外国ではすでに耐性菌の出現で直らないこともあるので第一選択薬としては使用されていません。

薬剤はマクロライド系の抗生剤(アジスロマイシン、クラリスロマイシン ..

性病の中でも、とくに梅毒、淋病、クラミジアは感染力の高い性感染症で知られており、一回の感染率はどれも大体30%程度から高くて70%との報告があります。

テトラサイクリン系、キノロン系抗菌薬およびマクロライド系抗菌薬のなかの クラリスロマイシンでの治療は7日間投与が原則です。

淋菌感染症を放置すると男性は精巣上体炎、女性は骨盤内感染症になって不妊の原因になります。詳しくは、下図でご確認ください。

性感染症 Sexually Transmitted Infection

淋病の検査は、抗原検査(男性:尿または膿、女性:膣分泌物、男女共通:うがい液、肛門分泌物)となります。

淋菌感染症は、グラム陰性双球菌である淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による感染 ..

●淋菌性尿道炎
感染後、潜伏期間(2~7日)に排尿痛や、尿道から膿を含んだ分泌物などが発生します。
悪化すると炎症が精巣まで進み、発熱、悪寒、激しい痛みが生じる 「淋菌性精巣上体炎」が発生する場合があります。
淋菌性精巣上体炎は始め片側だけですが、治療しないと両側に発生し「無精子症」など男性の不妊を引き起こしかねません。

妊婦の場合はマクロライド系(クラリスロマイシン、アジスロマイシンとなります。

性感染症とは、性行為・性的接触によって生じる感染症のことです。
症状は、尿道炎・膀胱炎が多いですが、精巣上体炎、直腸炎、びらん・潰瘍、下腹部痛、目の病気(結膜炎・ぶどう膜炎)などが生じます。

梅毒の感染者数は、過去最多ペースで増加しており、淋菌やクラミジアは、男女ともに継続的に多く、尿道炎・子宮頸管炎の原因の大半を占めています。
日本では、梅毒の増加、淋菌の薬剤耐性の問題など、性感染症に関する問題が数多くあり、患者数は高い水準で維持されています。

風邪を引いていないのに、喉の痛み、咳や痰が続くといった場合でも、性感染症が原因となっている可能性があります。
性感染症はご自身だけでなく、パートナーに影響を及ぼします。
また、妊娠中の女性が梅毒・カンジダ・クラミジアなどへ感染していると、生まれてくる大切な子供に感染させてしまうリスクがあります。

少しでも疑わしいエピソードや症状がある場合、医療機関へ受診して、検査を受けましょう。
当院では、性感染症の検査から治療までを一貫して行っています。

性感染症に関して、種類から治療法まで、認定内科医である院長が、分かりやすく・詳細に解説していきます。