「エアロジェットLS」のロフト角は、9度と10.5度がラインナップ。
なぜ、今季は輝きを取り戻せたのか? 米国でオデッセイ『VERSA JAILBIRD』パターの影響も報じられたが、それだけでないはず。昨年末にファウラーが替えて、巷で飛びが噂となっている『エアロジェットLS』にも理由があるはずと睨み、本人を直撃すると、コブラ愛に溢れた答えが帰ってきた。
今回は、復活したファウラーの一文字一句も無駄にせず、記者との一問一答形式で、ギア問答をお届けしたい。
1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。・らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。
ゴルフ歴の長い人、そしてスライスに悩む人は外ブラ(海外ブランド)を使いにくい!
そうですね。「重心距離が長い=フェースが開きやすい」「慣性モーメントが大きい=フェースが開いたけど閉じるのが難しい」ということでスライスしやすいんです。
スライサーは、外ブラのクラブで苦労する。
ようやくたどり着きました。3Wでティーショットしたら真っ直ぐ飛ぶけど、1Wだとスライスするんだよね!と言う人の原因はコチラなわけです。
アウトサイドインというスイング軌道も要因としてありますが、インパクト時のフェース向きの問題が大きい。この辺は“Dプレーン”という理論がありますので、検索して詳しく調べてみてください。
はい。“話題の新製品買ったら、スライスが止まらない!”というのは、こういう原因があります。
そうですね。
国産メーカーのドライバーって、重心距離が長くないものが多いんです。アスリート向けもその傾向があります。日本のクラブで育ったアスリート向け、みたいな感じです。
日本のメーカーさんも、重心距離は長くなってきていますよね?
そうですね。確実に伸びてきています!
ミニドライバーが一時期流行りましたけど。
ミニドライバーは重心距離が短いので、スライスに悩む人には向きますね。インパクトでフェースが開かないように、レッスンにでも通って治すことをオススメします。
T島さん、それはそうなんですけど…。
はいはい、わかってますよ。イマドキのドライバーはミスヒットに強くするため、飛距離性能を高くするために、重心距離が長くなっています。オマケに慣性モーメントが大きく。一度フェースが開いちゃうと動かしにくい。この特性のクラブを使いこなすことができると、飛距離アップ、そして安定するメリットがあります。そこまではいいですか?
はい。
できればスイングで解決するのが一番!クラブの選択肢が確実に広がるのでオススメです!でも、クラブでも解決できます。じゃあ、具体的にはどうします?
やっぱり、つかまるヘッドを選んでもらうのが一番です。
プロが使っている、テーラーメイドとかキャロウェイにしたいって人もいるでしょ?
多いです!
ロフトを増やすのと、カチャカチャしてフックフェースにする、というのは効果がありますね。
あと効果的なのは、クラブ長を短くする、つかまりを促すシャフトを選ぶ、とかかなぁ…。
エアロジェット ドライバーを筒康博が試打「明確にターゲットを絞ってきた
3月4日にコブラさんの新しいドライバー「エアロジェット」が発売されました。私も試打しましたが、かなり飛距離性能が高くて驚きました。
コブラさん評判いいですね。最近は特に。
そのエアロジェットではありませんが、原英莉花プロもコブラさんのドライバー「キング LTDx LS」を使い始めたとか?!
そうなんですね、コレで日本でも本国並みに人気が出るといいですね
そうだねぇ。
コレで新製品、一段落って感じですか?
そうですね、2023年度の新製品リリース第一弾が終了。
この時期は海外ブランドの話題ばかりですね。国内メーカーと比較して、開発コンセプトの違いがあると思うのですが?
コブラもそうですが、アメリカのクラブらしく慣性モーメントが大きく、ミスヒットに強いドライバーです。どのメーカーさんもそうですが、「慣性モーメントが大きい=ミスヒットに強い」「飛ぶ=低スピンにするために低重心」というのがキーワードです。
そうですね、アメリカのメーカーさんってどこも同じです。
まあ、それが論理的に正しい!クラブはコレが最高だから、君たちは打ちこなせるように頑張りなさい的な感じです。
「慣性モーメントを大きくする=ミスヒットに強い」んですけど、構造的に重心距離が長くなる傾向があります。ズバリ!スライサーには向きません。
スイング中に、インパクトでフェースが開きやすい。一度開いたフェースをインパクトで閉じるというのが難しくなります。
僕、なんかスイングが昭和って言われるんですけど、インパクトで色々したい。
まあ私もですが、ゴルフを始めた時にパーシモンドライバーでした。フェースを開閉することで飛ばせる!ということがありましたが、パーシモンからメタル、そしてチタンになってヘッドが大型化すると、フェースを開閉するスイングではコントロールしにくい構造となってきます。ということで、パーシモン世代の人にも向きません!
もちろん例外がありますが、アメリカのメーカーさんは“コレが一番飛ぶんだから”という理想を追求する。
そうですね、日本のメーカーさんは、“それはそうなんだけど打てなきゃ使えないじゃん”という部分があり、ちょっと忖度しちゃう。
Q.先般の優勝にコブラのクラブはどのくらい貢献しましたか?
ファウラー 大きいですね。単純にバッグに入れているコブラのクラブの多さだけを考えても、貢献度は大きいと言えます。クラブ調整にもそんなに時間はかからなかった。今のモデル(AEROJET LS)にも大変助けてもらいましたしね。
【ファウラーのクラブセッティング】
エアロジェットLS
エアロジェットLS
このように、一般の概念にあまりとらわれないコブラが作った最新のドライバーが「エアロジェット」シリーズ。投影面積が大きい、いかにもデカヘッドといった出で立ちですが、空力性能に注力して開発されています。
―どのような人向き?
「メインのコンセプトとして、海外のPGA選手やドラコン選手らが、より飛ばせることをコンセプトにしているので、一般アマチュアにもある程度のHSは求められると思います。基本的な対象ターゲットは、HS43m/s以上でしょう。弾道が高すぎてボールが吹け上がったり、スピン量が多く出てしまって前に飛ばない人向け。前作まで『―LS』がそういった層へのアプローチとして役割を果たしていましたが、今作はスタンダードモデルも比較的に飛距離重視型のプレーヤー向けにシフトチェンジしている気がします」
コブラ「AEROJET エアロジェット」メンズ買うならゴルフパートナー
シニアツアーきっての飛ばし屋として知られ、通算3勝を挙げている柳沢伸祐も『エアロジェット LS』(10.5度)を購入して使っている。ソールのフェース寄りとトウ側に鉛を貼っているのは、叩いても球の吹き上がりや引っかかりをより抑えるためだろうか。
「4月に行われた『ノジマシニア』で、飛んでる細川和彦のドライバーを借りて打ってみたんです。それがスゴい飛んだんですよ。それから試合後にゴルフショップへ行って、すぐに買ってしまいました。ボクたちプロはメーカーさんからクラブを支給されていますが、買ってしまった。プロになって初めて買ったクラブです(笑)」
また、クラブ契約の都合上、選手の名前は出せないが『エアロジェット』(9度/スリーブを回して+1度)をこっそりバッグに忍ばせて「最近のお気に入りはコブラ。飛びますね」と話すベテランプロもいた。
クラブをビュンビュン振り回して300㍎を飛ばすPGAツアーや男子ツアーのプレーヤーは、フィジカルもヘッドスピードもアマチュアとはかけ離れている。それよりもシニアプロのクラブ選びが、我々アマチュアにとってホントの意味で参考になるかもしれない。
コブラゴルフ/AEROJET/エアロジェット ドライバーのクチコミ評価
クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人(通称:おぐさん)が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打レポートします。今回レポートするのは、アメリカで高い評価を得ている「コブラ エアロジェット ドライバー」です。
写真/ゴルフサプリ編集部
2023年の密かな注目モデル、コブラ「エアロジェット ドライバー」の試打レポートをお届けします。
―率直な印象は?
「前作のコブラ『』から、イメージがガラッと大きく変わった印象を受けます。特に性能面でロースピンの度合いが強まり、正直もう少しボールが上がってくれないと厳しいといった印象。前作がすごくイメージが良かっただけに、そことの差を大きく感じてしまいました…」
ドライバー ; AEROJET · SPEEDER NX for COBRA · TOUR AD for COBRA
シニアツアーのメジャータイトルを持つ高橋勝成も「やっぱりこの歳になると飛距離が欲しい」と、飛ばしにどん欲だ。使用ドライバーは『エアロジェット LS』(9度)で、スリーブを回してロフトを1度寝かせている。
「やっぱり飛んだほうがいいじゃないですか。暇さえあれば、ツアー仲間の細川和彦とゴルフショップ巡りをしています。そんななかで細川と同様『エアロジェット』に出会ってしまったんですね。ナゼか飛ぶ。ロースピンでランも出ます。ハジキの良いシャフト(デイトナスピーダー/S)との相性もいいと思います」
柳沢伸祐「細川のドライバーを借りたらスゴい飛んだ」
SPEEDER NX GREEN 50, 94,050円, 58,190円
日本でも人気の高いR・ファウラーやゴルフ博士の異名を持つB・デシャンボーなど、高い人気を誇る選手と契約するコブラは、個性的かつ高性能なクラブを生み出すのが得意なメーカー。
最新作の「エアロジェット」は、空力にこだわりつつ、フェースを16分割してそれぞれのエリアの最適反発をAIで設計するなど、オリジナリティ溢れるシリーズです。
コブラ『AEROJET LS 50th Anniversary
コブラの2023年のニュードライバー「エアロジェット」。どのような特徴があるのでしょうか?海外ブランドと国内メーカーと比...
ギアに目ざとい人ならすでにチェック済みでしょうか!? コブラ「エアロジェット MAX ドライバー」の試打レビューをお届けします。
―どのような人向き?
「ある程度はクラブを速く振り切れるゴルファー向き。スイングの速さがないと、クラブが持つスピード性能を十分に引き出すことは難しいでしょう。HSは最低限40m/s以上はほしいところです。それ以下のプレーヤーは、前作『LTDx MAX』も含めた購入の検討をおすすめします。もしも、HS30m/s台の私が今作で選ぶとするなら、確実に『―MAX』のロフト12度になると思います」
コブラ AEROJET ドライバー エアロジェット | ゴルフクラブ一覧
空力を駆使した形状と低スピン&安定性を融合したコブラ「AEROJET(エアロジェット)」シリーズ。今春発売されたドライバーの中でも、飛距離性能の高さでいえば1、2を争うと評判のモデルだが、果たしてどんなタイプのゴルファーにマッチするのか? ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。まずはHS40m/s未満の女子プロ・が、寛容性の高い「」の試打評価を行った。
コブラ AEROJET ドライバー エアロジェットは飛距離と正確性を重視した設計。ジーパーズ通販で購入可能。
「エアロジェット」ドライバーは、スタンダードなポジションながら、ややつかまりが抑えられており、ストレートな弾道を意識するとほんの少しだけフェード気味になる印象。適度なつかまりを求めるなら、もう少しつかまり性能を高めた「エアロジェット MAX」のほうがおすすめです。
重心の深い大型ヘッドらしく、ミスにはとても強いですね。少々芯を外しても、芯で打った時との弾道の差が少なく、安定した弾道が打てます。びっくりしたのが球質。こういった重心の深いモデルはスピンが多くなりやすく、初速も出にくいことが多いのですが、このモデルはかなり低スピンで初速も速いです。
その分、すごい上がりやすい!というわけではないので、搭載されているロフト角が調整できる機能を使い、ロフトを多めにすると非常に効率の良い弾道を打つことがてました。いい意味で、見た目と性能が一致しないギャップを持ったクラブに仕上がっています。
コブラゴルフ AEROJET エアロジェット LS ドライバー
コブラの2023年のニュードライバー「エアロジェット」。どのような特徴があるのでしょうか?海外ブランドと国内メーカーと比較して開発コンセプトの違いを、ゴルフライターT島氏と大蔵ゴルフスタジオの代表でフィッターの市川氏が検証します。
写真提供/大蔵ゴルフスタジオ