ジスロマックの尿道炎・子宮頸管炎以外の飲み方は以下のとおりです。


歯周病に抗生物質は効果があると聞いたのですが・・・と質問されることが非常に多いです。歯周内科など新たな歯周治療を模索している方たちがいることがこの質問のきっかけになっていることがとても多くあります。


結論から申し上げますと、抗生物質は休眠細菌意外への効果を期待することができますが、投与期間が過ぎてしまえばまた元通りの状態に戻ってしまいますので、一時的な効果は期待できても、完治させる効果は残念ながらありません。

つまり、細菌を駆逐することはできないので、抗生物質(ジスロマック/アジスロマイシン)だけでは歯周病は改善することができません。物理的なアプローチでプラーク(バイオフィルム)を除去する意外に方法はありません。

ジスロマックの有効成分アジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。

1). ワルファリン[国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある(マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。

クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌による感染が原因で起こる国内で最も多い性病です。
クラミジアは人工的に増殖させることができない細菌で、クラミジアに感染している人との接触によって感染します。
粘膜や粘液や体液を介して性器、のど、肛門、結膜(目)などの細胞に侵入し、増殖することで発症します。
クラミジア自体は非常に弱い細菌なので、粘膜や粘液など細胞から離れてしまえば増殖することは出来ません。
そのため、ウイルスにように空気中からの飛沫感染や、共用のタオルの使用やプールの水などからの接触感染の可能性はほとんどありません。

2). シクロスポリン[シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある(マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない)]。

抗生物質といえば、大体が1日3回とか4回の服用(最近では1日2回のものもあります)ですが、この「ジスロマック」は、構造を工夫することによって、1日1回、1回2錠の服用でいいようになっています。
しかも1回の投与は3日分に決められています。
3日分でも何と1週間効果が持続するそうです。


ジスロマックジェネリックは妊娠中やその可能性がある方でも服用できます。

8.5. アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、投与終了数日後においても副作用が発現する可能性があるので、観察を十分に行うなど注意すること。

ジスロマックジェネリックの飲み方は、感染した細菌によって異なります。

アジスロマイシンの特筆すべき点は、その高い組織親和性と長い半減期にあり、これらの特性が薬剤の持続的な効果と治療の簡便性を実現しています。

医療用医薬品 : ジスロマック (ジスロマック点滴静注用500mg)

そこで、効果があるとされているのがジスロマック(アジスロマイシン)です。バイオフィルム内への侵入が可能で、静菌作用(細菌の増殖を抑える作用)があるとされています。歯周内科を標榜している歯科医院などでは、このジスロマックを使用した歯周治療を行っているようです。

ジスロマック細粒小児用10% | くすりのしおり : 患者向け情報

患者の一般状態に注意して投与すること(アジスロマイシン経口剤の一般感染症の臨床試験成績から、高齢者において認められた副作用の種類及び副作用発現率は、非高齢者と同様であったが、一般に高齢者では、生理機能が低下しており、血中・組織内濃度が高くなることがある)。

医療用医薬品 : ジスロマック (ジスロマックカプセル小児用100mg)

肺炎球菌や連鎖球菌といったグラム陽性菌、インフルエンザ菌やモラクセラ・カタラーリスなどのグラム陰性菌、さらにマイコプラズマやクラミジアといった非定型病原体まで、その効果は広範囲に及びます。

最近、発売された新しいマクロライド系の抗生物質に、アジスロマイシン水和物(商品名:ジスロマック)という薬があります。 ..

したがって、ジスロマック(アジスロマイシン)は静菌作用はあるが歯周病の治癒はしない。という結論になります。

歯周病に抗生物質(ジスロマック/アジスロマイシン)は効くのか?

後天性免疫不全症候群(エイズ)に伴う播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス症(播種性MAC症)の発症抑制及び治療。
(効能又は効果に関連する注意)
本剤を使用する際には、投与開始時期について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること。

ジスロマック点滴静注用500mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報

アジスロマイシン水和物は、その独自の薬物動態と広範な抗菌スペクトルにより、多様な感染症の治療に優れた効果を示します。

ジスロマック錠600mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO

〈発症抑制〉
成人にはアジスロマイシンとして、1200mg(力価)を週1回経口投与する。
〈治療〉
成人にはアジスロマイシンとして、600mg(力価)を1日1回経口投与する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1.治療に関する海外臨床試験においてエタンブトールとの併用効果が示されているため、治療の際にはエタンブトール(1日15mg/kg)と併用すること。
7.2.治療に際してはエタンブトールに加え、医師の判断によりMACに対する抗菌活性(invitro)を有する他の抗菌薬を併用することが望ましい。
7.3.本剤を使用する際には、投与期間、併用薬について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること。

有効成分をアジスロマイシンとするジェネリック医薬品であるため、先発薬と同様の効果を得ることができます。 先発薬「ジスロマック錠」はコチラ.

例えば、市中感染肺炎に対しては90%以上の有効率、急性気管支炎では85%程度の症状改善、副鼻腔炎においては80%以上の治癒率が報告されており、その高い治療効果が裏付けられています。

ジスロマック錠 250mg、ジスロマック細粒小児用 10%、ジスロマッ

深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1.〈骨盤内炎症性疾患〉淋菌を適応菌種とするのは、骨盤内炎症性疾患の適応症に限る。
5.2.〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
5.3.〈肺炎〉症状に応じてアジスロマイシン注射剤から治療を開始する必要性を判断すること〔7.6、7.7参照〕。

ジスロマックという薬があります。 マクロライド系の抗生物質です。 ..

この治療法を知っていただいてなお、抗生物質は治療の一環として効果は期待できても、抗生物質だけでは歯周病は治癒しないということがおわかりいただけると思います。

ジスロマック点滴静注用500mg/アジスロマイシン水和物注射用の効果効能・副作用・禁忌など、薬剤基本情報を掲載しています。

プラーク(バイオフィルム)内の細菌は、動物でいうと冬眠状態です。活動していない細菌は抗生物質を取り込まれる薬剤の量はごく僅かなため、抗生物質が効きません。

ジスロマックとは?アジスロマイシンの効能,副作用等を説明,ジェネリックや薬価も調べられる(おくすり110番:薬事典版)

したがって、抗生物質の効果へ依存することは歯周治療を行う上では歯周病専門医の視点ではあまりおすすめ出来る方法ではありません。