のどの細菌感染症である「溶連菌感染症(溶連菌性咽頭炎)」は、のどの「発赤 ..
溶連菌感染症は、繰り返しかかることもあります。大人になってもかかります。溶連菌感染症の症状としては咳や鼻水がありませんが、日常生活の中で出る咳やくしゃみなどによって近くの人に感染(飛沫感染)することがあります。また、溶連菌に汚染された食品が原因のこともあります。一人がかかったら家族、特に一緒に遊んでいる兄弟への感染に注意が必要です。
この冬、溶連菌が大流行しています。東京都は溶連菌感染症の一種の流行警報を初めて発令する事態にも至っています。今後さらに流行が拡大する可能性もあります。 そんな溶連菌について、大人も感染するということは以前にこちらの記事でも紹介しました。症状・潜伏期間・治療・出席停止期間等について今回は解説します。 年末年始をしっかりと楽しむための感染対策についてもお伝えします。
溶連菌感染症は、溶血性レンサ球菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる感染症です。主にのどや口の周りなどの粘膜に感染し、感染拡大のリスクがあります。子どもの学校のクラスや集団生活の中で感染が広まることが多いです。
溶連菌感染症の薬物療法は?(薬局)公益社団法人 福岡県薬剤師会
のどが痛く風邪かな(咽頭炎や扁桃炎)と思い、病院に行ったら、「溶連菌感染症です」と言われたことはないでしょうか?今回は、のどが痛くなる感染症の原因の一つであるA群溶血性レンサ球菌(以下、溶連菌)について紹介します。
溶連菌は細菌の一種で様々な菌種がありますが、咽頭炎の原因となるのは主に(以下、 )という菌種になります。この菌に感染している人が咳やくしゃみ、会話をした際に、菌が含まれたしぶきが口から飛び、これを近くにいる人が吸い込むことによって、ヒトからヒトへ感染を起こします(飛沫感染)1)。また、接触感染(菌の付着した手で口や鼻に触れ感染)や経口感染(食品を介して感染)によって、膿痂疹(とびひ)や食中毒の原因になることも報告されています。
溶連菌感染症は、感染症発生動向調査*2)において5類感染症の小児科定点把握疾患「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」として位置づけられており、成人も感染し得る病気ですが、幼児から学童期の小児に多く発症し、家庭内や学校等の集団発生が多いことが特徴です。流行の時期としては、冬季及び春から初夏にかけての2つの時期に多く発生します3)(図1)。
溶連菌による咽頭炎の症状としては、2~5日の潜伏期を経て、突然ののどの痛み、発熱、全身倦怠感、嘔吐等が現れます。菌が産生する発赤毒素に対して免疫のない人は発熱の後、全身症状として身体や手足に紅い皮疹が現れ、顔面では額と頬が紅潮し、皮疹がおさまった後、指の皮がむけることがあります(猩紅熱)3)。また、舌が苺状に赤く腫れる苺舌となることも特徴です。合併症として、急性糸球体腎炎やリウマチ熱等を引き起こすこともあり、合併症を防ぐためにも、早期の診断・治療を受けることが重要です。早期診断のために、溶連菌の迅速診断キットが医療機関で利用されており、数分で結果を知ることができます。
溶連菌のワクチンは実用化されておらず、治療にはペニシリン系薬剤を使用しますが、ペニシリンに対してアレルギーがある場合にはエリスロマイシン、クラリスロマイシンを使用します。また、セフェム系薬剤を使用することもあります。これらの抗菌薬は病気の原因である溶連菌に効果のある薬ですので、勝手に飲むのをやめたりせず、決められた期間にきっちりと飲みきることが大切です。厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」1)の中では溶連菌感染症の治療時の登園再開の目安として、「抗菌薬の内服後24~48時間が経過していること」とありますが、病状により医師が感染のおそれがないと認めるまでは登園・登校停止の措置が必要と考えられますので、医師の指示に従うようにしましょう。
溶連菌の感染とわかれば、熱やのどの痛みといった症状をやわらげるお薬のほかに、抗菌薬が出されます。抗菌薬は病気の原因になっている溶連菌を退治する大変重要なお薬です。
潜伏期間は2~5日で、医療機関の検査で溶連菌 と分かれば、10日間の抗菌薬(抗生物質)を服用して 治療を行います。
特に家族間感染は約2~6割程度あると言われています。もし子供が溶連菌と診断された場合には、マスクを着用し飛沫感染を防ぎ、手洗い・うがいも徹底しましょう。
無治療で、発症後3週間で抗体が産生され、2週間以内に自然治癒することもあります。 など多彩な疾患発症メカニズムがあります。
溶連菌の検査は、のどの奥から綿棒で検体をぬぐいとるだけで簡単におこなえます。(医療機関で実施) 5~10分程度で結果が判明しますので、来院してから帰宅までに結果を知ることができます。
マイコプラズマ肺炎 クラリスロマイシン 15mg/kg/日, 分2 (10日間)
治療にはペニシリン系の抗生物質(サワシリン、ワイドシリン、パセトシンなど・・・)を使用します。もし、ペニシリン系の抗生物質にアレルギーがあるなどで使用できない場合にはエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどを内服します。また、メイアクト、フロモックスなどのセフェム系の抗生剤を使用することもあります。 抗生剤を内服することで翌日には症状が治まることも多く、内服を自己中断してしまう人も多いのですが、内服をやめた途端に溶連菌は再度増殖します。処方された薬はきちんと飲み切ることが非常に重要です。 再発すると、血管性紫斑病、急性腎炎、中耳炎などの合併症を引き起こすなど重症化してしまうこともあるため注意が必要です。
ペニシリン系の抗生物質にアレルギーがある場合にはエリスロマイシン、クラリスロマイシンを内服します。
溶連菌は感染力が強い病気です。感染が判明したら会社や学校は休むようにしましょう。 基本的には抗生剤を飲みはじめてから24時間が経過すれば感染力はなくなり、症状も数日でおさまります。解熱し、他の症状もなければ出社や登校をしても問題ないと考えられますが、会社や学校で規定がある場合には、規定に従いましょう。法律で規定されている出席停止期間などはありません。
抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック
2023年12月17日までの1週間の都内の溶連菌患者数が複数の保健所で基準を超えるなどしたため、感染症法が施行された1999年以降はじめて警報が発表されました。溶連菌以外にも咽頭結膜熱(プール熱)やインフルエンザ、コロナも流行しており、感染症への注意が特別に必要な年末年始になりそうです。
溶連菌の薬を飲み忘れたらどうすればいい? | キッズドクターマガジン
当所では、感染症発生動向調査に基づき、神奈川県域(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及び藤沢市を除く)の小児科定点医療機関において、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」と診断された患者さんから採取した咽頭ぬぐい液を培養し、溶連菌を分離し、どのような種類の溶連菌であるかを確認する検査を行っています。迅速診断キットとは異なり、培養等に時間がかかりますが、溶連菌そのものを分離・同定することにより溶連菌のT血清型別(⑥参照)を行い、どの種類のT型が流行しているかを監視することができます。次にその検査の内容を紹介します。
マイコプラズマに対する抗生物質(クラリスロマイシン)を使用して治療します。 ..
ヒツジまたはウマの血液を含んだ培地に咽頭ぬぐい液を塗抹し、37℃で1~2日培養後、培地に発育してきた菌の集落(コロニー)を観察します。溶連菌は、菌が産生する毒素により血液を溶かすこと(β溶血)が特徴で、図2に示したように、コロニーの周りが透けて見えます。
百日咳菌には、エリスロマイシン、クラリスロマイシンなどのマクロライド系抗菌薬が有効。
①で発育したβ溶血コロニーをグラム染色し、顕微鏡で菌の形を観察します。溶連菌は紫色の丸が連鎖した形(グラム陽性連鎖球菌)になります(図3)。
る場合には、クラリスロマイシン 1 回 200mg 1 日 2 回内服 3~5 日間が推奨されて
菌に3%過酸化水素水を垂らして、持続性の気泡を生じた場合を陽性とし、気泡を生じない場合を陰性とします。この試験で陽性を示すのは黄色ブドウ球菌で、溶連菌は陰性となります(図4)。
いる 124。 (ⅴ)腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic E
でも内科外来をおこなっており、溶連菌の診察・検査が可能です。
全院、駅前で休日(土日祝)含む毎日診療しており、すべてのお時間で検査も対応しております。
隔離室も完備しておりますので感染症の流行期も安心してご受診いただけます。
当院で対応が難しい場合には、責任をもって専門病院を紹介させていただきます。
[PDF] マクロライド系抗生物質製剤 日本薬局方 クラリスロマイシン錠
溶連菌の細胞壁(細菌の表面を覆う厚さ10~89nmの膜)にある細胞壁多糖体(C多糖体)の違いが、Lancefield博士によって発見され、A~V群(I,Jを除く)の溶連菌に分類されています。Lancefield血清群別を行うキットを用い、A群であるかを確認します4)。
レジオネラ肺炎に対しては、1日体重1kgあたり15mg(力価)
β溶血を示す溶連菌の中で、(A群)のみがピロリドニルアリルアミダーゼ(PYR)という酵素を産生します。この性質を利用した市販のキットを用い、PYRの有無を確認し、陽性だったものを(A群)とします4)。
病院報 Vol.17(小児外来で使用している抗生物質について(後編))
菌体表層には④で述べたC多糖体の他に、MタンパクとTタンパクがあり、このタンパクの違いを見ているのが血清型別になります。Tタンパクによる型別(T型別)はどのような溶連菌が流行しているのかを調査する手段として有効で、T型別を行い、分離した溶連菌がどのT型であるかを決めています。一方、Mタンパクによる型別(M型別)は病原性を見る手段として重要ですが、市販血清がないため、それに代わる方法として、溶連菌のMタンパクを遺伝学的に型別する方法(型別)が用いられています4)。